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BRAND INTERVIEW

Vol.2 logi PLANTS&FLOWERS / 宇田陽子氏 
- インパクトを与える花との出会い -

2016.11.10  |  

ーお花の道に進んだきっかけはなんだったのですか?ー
祖父母、両親ともに植物が好きな人たちで庭いじり、今で言うガーデニングに凝っていました。
小さい頃から他のお手伝いも色々していたのですが、植物の水やりが一番楽しくて植物が身近な存在でした。
幼い頃の将来の夢は、ピアノの先生になりたい、花屋になりたいと、色々と有ったのですが
実際には働きたいと言うよりは、早く結婚して自分の子供の服が作れるようなりたいという想いから、
服飾の短大へと進みました。

ー意外ですね。その後、再びお花に興味を持つきっかけはどんな事だったのですか?ー
服飾の短大に通っている時に、カラーリングの勉強の一環として花屋でアルバイトを始めました。
花屋のバイトでアレンジメントを作った時に衝撃的に楽しくて、今まで楽しいとは思いながらも
本当の意味でのめり込むという事がそれまでなかったのだと気が付きました。
それ以来、本当の意味で花の世界に没頭していきました。

ーその後は、花屋でどれくらい働かれたのですか?ー
独立するまでなので、約8年間ですね。
最初に働いていた花屋さんは大手だったので、仕入れ担当者が居て、運ばれて来たお花を並べてお店で売る
いわゆる"販売員"でした。その時から独立してお店を持ちたいというイメージは有ったので、
都内の花屋を回ってリサーチして当時から有名店であったマチルダに出会いました。
師匠である角さんの創るアレンジメントや装花はインパクトのある、とてもパンチの効いたもので、
こんな表現方法があったのかと、とにかく衝撃的なものでした。
その辺りから、切り花の世界にのめり込んでいきました。
最初の花屋で2年、その後の花屋で約6年。ちょうど、28歳の時に独立した事になります。

ー独立した時はどんな形で始めたのですか?ー
はじめは店舗を持たずに、お店のディスプレイなどを中心に活動していました。
修業時代のお店もディスプレイや空間演出の仕事が多く、店頭の販売というよりは外に出て
クライアントと打ち合わせをして装花するという業務を担当していたので、
自然と入ってくる案件の多くはフリーのフラワーコーディネーターとしての依頼が多かったです。
始めてから一年半位の時に雑誌「SWITCH」の社屋が移転する際にグリーンコーディネートをやって欲しいと、
仕事の依頼を頂きました。
納品が完了して確認していただいているときに「宇田さん、ここの入り口で花屋やらない?」と、
社長の新井さんからお声掛けを頂きました。
急なお話で驚いたのですが「10秒で決めて!」と言われ、「や、やります。」と、後先の事も考えずお返事しました。
新井さんに促されるように思いもかけず店舗を持つ事となったのですが「SWITCH」との出会いは、独立初期の大きな転機でした。
感度の高い人達やプロフェッショナルの方々が多く、
その場所で学んだ事や出会いは永く今でもとても良い影響を与えてくれています。

ーDAILYSHOPでは、2012年のWEBSHOPのスタート時からlogiのテラリウムガラスジャーをコラボレーションとして取扱いをさせて頂いていますが、どんなきっかけだったのですか?ー
それまでテラリウム自体はエアプランツなど植物を用いて作った事があったのですが、
ヴィンテージのボトルにドライフラワーを使用する事で男性でも楽しみやすいものを作りました。
もともとID DAILYWEARはメンズのみのブランドでしたし、花の魅力は華やかで可愛いだけでなく、
かっこよさ、たくましさ、毒々しいまでの美しさだと今でも思っています。

ーアレンジや作品を作る上で大事にしている事はなんですか?ー
通常のお花のアレンジメントではメインのお花を中心に据えてサブの要素を配していくのですが、
私は人と違ったアプローチの仕方で組み合せています。色彩、質感、バランスを頭の中で考え、形にしていく。
いわば理由付け出来ない直感的なもので説明ができませんね。

ー「PAVILION!」というブランドもやられていますが、「logi plants&flowers」との違いを教えて下さい。ー
「logi plants&flowers」として入ってくる仕事は、クライアントからいただいたご要望をお聞きして作る
コーディネーターとしての立ち位置が多くなります。
CMや広告のお仕事ではプロフェッショナルな方々と協働して一つのゴールに向かって力を共にする事も多くとても刺激的ですし、
ひと案件ごとに自分自身の成長と経験値が増すのを感じる事も多々あります。
「PAVILION!」では、自分の中にある表現したいものを作っています。
その時、その時に作りたい作品を作っていく事で、コーディネーターの自分と、作り手の自分のバランスを取っています。
自分の作品を作るのも大好きなので、今後も今のバランスで続けて行きたいと思っています。

ー今後のビジョンは?ー
今後は生花を使った「個展」をやりたいなと思っています。
「PAVILION!」として、海外で自分のやりたい表現を思いっきり形に出来たらいいなとも思っています。
日本から作って行くと花は検疫など引っかかってしまい難しいので現地で仕入れてその場で作るスタイルですね。
私のモノ創りの多くはとても直感的にインスピレーションを受ける事が多いので、
同じ物を数多く創るより一点一点異なるものを創り続けていく方が性に合っているのかもしれませんね。

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DAILYSHOPのWEBSHOPスタート時より取扱いさせて頂いている
"フラワーバック"と、"テラリウムガラスジャー"は、一点一点宇田さんの手作業で作って頂いています。
植物の魅力を新たに発見し、新しい価値を与えていくもの作りは決して真似出来るものではありません。
ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどで作られた世界はどれも力強く繊細で、インパクトを与えてくれます。
宇田さんの益々のご活躍が楽しみです。

宇田陽子 / Yoko Uda
2004年 独立し、フラワーコーディネーターとして活動。
2006年 西麻布にconcept shop『plans&flowers』をOPEN。
2009年 表参道に『logi PLANTS&FLOWERS』をOPEN。
2011年 自由ヶ丘にプロデュース店をOPEN。
2014年 新たなブランド『PAVILION!』が誕生。PASS THE BATON 表参道店にて『PAVILION!』発表。
2015年 南青山に『logi PLANTS&FLOWERS』移転しリニューアルオープン。

"ココロニノコルハナ"をコンセプトに花そのものの強さと、時にはその毒々しさもストレートに表現するクリエイターとして
空間ディスプレイ、広告撮影、CMなどの装花を幅広く手掛けています。

南青山にある「logi PLANTS&FLOWERS」にも是非足を運んでみて下さい。

logi PLANTS&FLOWERS
〒107-0062 東京都港区南青山3-14-10
☎︎03-3403-0535
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